トヨタの車のサブスク『KINTO(キント)』を契約しようか迷っている方は必見の内容です。なぜなら、KINTOには走行距離制限があるからです。知らずに契約すると、期間満了時にお金をガッツリ取られてしまうかもしれません。
- 自分はどのくらい走るのか、わからない。
- 結構、走るつもりだけど、KINTOで大丈夫か?
- あんまり走らないつもりだけど、損しちゃう?
- やっぱり車を買った方がお得?
いろんな疑問が出てくると思いますが、8割の人には『KINTOがおすすめ』です。その理由をこれから詳しく説明していきます。

私は車がないと生活できない地方在住者。節約マニアでなんとか車にかかるお金を抑えたい、でも子供との思い出はケチりたくない!そんな中でKINTOはおすすめの車の所有方法です。
本記事ではKINTOの『契約前の方』に走行距離制限があることが、メリットになるのか、デメリットになるのか知ることができます。契約中の方は契約満了までの車の乗り方、次の乗り換えの契約方法などを知ることができます。
本記事を読めば、KINTOの契約時に何を気にすれば良いのか、しっかりと自分で判断できます。数分で読める記事になので、1章だけでも読んでみてくださいね。
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※「車のサブスク」は契約上「カーリース」と契約方法となります。本ブログ・記事内では「車のサブスク=カーリース」としています。
走行距離制限があるからこそKINTO(キント)がおすすめ!契約前に知っておきたい4つのこと





距離制限があるって、デメリットしかないんじゃない?
KINTOには走行距離制限があります。確かに距離制限を気にしながら普段使いするのは嫌ですよね…でも、8割の人にはほとんど関係ない、というかメリットが上回ると考えています。
- 走行距離制限とは?
- KINTOの距離制限は何km?
- 距離制限を延長したらどうなる?
- リアルな車ユーザーの平均移動距離は?
この4つを知っておけば、KINTOの契約前に距離制限が邪魔になるのかどうか、しっかりと判断できますよ。
KINTO契約前に知っておくべき知識①:走行距離制限とは?
そもそも、走行距離制限とは…
契約期間中に走行できる距離の『上限』のこと。
つまり、「契約期間中に〇〇kmまでに抑えてね。超えるようなら追加料金をもらうよ」ってことです。
KINTO契約前に知っておくべき知識②:何kmまで?→月平均1,500km
KINTOでは月間平均走行距離が 1,500kmに設定されており、
- 3年契約:54,000kmまで(1500×12×3)
- 5年契約:90,000kmまで
- 7年契約:126,000kmまで
と制限があるので確認しておきましょう。
年間にすると18,000kmが上限となります。
月間平均走行距離が1,500kmとありますが、あくまで契約期間中の上限です。その月が1,500km以上となっても問題ありません。契約期間でトータルの距離の上限を超えていなければ問題ありません。
KINTO契約前に知っておくべき知識③: 走行距離制限を超過したらどうなる?
KINTOは契約期間満了時に距離上限を超えた部分に対し、
- トヨタ車:1kmあたり11円(税込)
- レクサス車:1kmあたり22円(税込)
の追加料金が発生します。
例えば、
3年プランで契約した場合、契約期間中に走行できる距離は54,000kmです。しかし、実際には60,000km走ったとします。この場合、超過分は6,000km。そのため、返却時に6,000km×11円=66,000円(税込)の超過料金を支払う必要あります。
KINTO契約前に知っておくべき知識④:リアルな車ユーザーの平均走行距離は?
普通に車に乗る車ユーザーの平均走行距離は年間1,000km以下がほとんどです。そのため、月間1,500km以上を平均的に走る人はかなり少数派です。
なぜなら、全国道路・街路交通情勢調査 : 平成27年度調査 基礎集計(国土交通省)から自家用車として使用する乗用車(ガソリン)は28.5kmです。つまり、月間855km・年間10,260km。
また、2021年度 自動車市場動向調査の調査では月間走行距離が1,200km以下が96%。
KINTOの平均走行距離は月間1,500km(年間18,000km)なので、一般的なユーザーでKINTOの走行距離を超える方はかなり少数派です。
通勤が片道25km程度であれば、往復50km×20日(出勤日)=1,000kmとなり、休日にもドライブや旅行行っても毎月500km(年間6,000km)走れるなら問題ないと思います。
ただし、私は以前、通勤で片道1時間・片道40kmの通勤をしていました。そのため、往復80km×20日=1,600kmです。つまり、私のように通勤で片道1時間ほど(渋滞なし)走る方にとっては不向きです。
KINTOの走行距離制限を超えてしまう方は統計上、少数派です。そのため、8割の方にKINTOの走行距離制限を気にしなくても良い根拠です。ただし、通勤で往復80km・渋滞なしで1時間ほどかかる人にとっては、走行距離を超えてしまう可能性が高いので注意が必要となります。
【補足】KINTO(キント)で走行距離制限がある理由とは?
そもそも、なぜKINTOは走行距離制限をつけているのか?
走行距離制限がある理由は
- 返却時の車の価値を保つため
- メンテナンス費用を抑えるため
車のサブスク(カーリース)の利用料は契約満了後に想定される残価(車の価値・買取額)をもとに計算されます。一般に走行距離が多い車は価値が低くなり、リース後の中古車販売での価値を維持するために、一定の走行距離が設定されています。
また、利用料に車のメンテナンス費用を含んでいるため、オイル交換やタイヤ交換、故障のリスク等のサイクルを考慮して設定されています。
KINTOは税金・任意保険・メンテナンス費用・車検費用など車にかかるお金のほとんどが月額料金に含まれています。そのため、利用者が月額料金以外にお金を出すのはガソリン代(+駐車場代)くらいです。そのため、走行距離制限がない状態であれば、どうしても契約期間満了時の車の価値は低く見積もって、メンテナンス費用は高くして月額料金を高くする必要があります。
そのため、一定の走行距離制限を設けることで利用料金を抑えることにつながっています。
KINTO(キント)に走行距離制限があるメリット・デメリットは?実際の利用者の声を紹介
メリット | デメリット |
---|---|
月額料金が安くなること メンテナンスに時間がかからないこと 環境に優しいこと | 走行距離を気にする必要があること 超過した場合は追加料金が発生すること |
- 返却時の車の残価(価値)が高くなるため、その分、月額料金は安くできる。
- 修理箇所が少なくなるため、メンテナンスや車検の待ち時間が短縮できる。部品によっては後日または代車が用意され、複数日にディーラーに行く必要があります。
- 排出ガスが少ないため、環境にも優しいです。
- 月平均1,500kmの走行距離制限を気にする必要があります。月ごとに気にする必要はなく、契約期間のトータルで判断されます。(例えば、3年契約なら54,000km上限)
- 走行距離制限を超えた場合、1kmあたり11円(上限)を気にする必要があります。※レクサス車は22円(税込)
つまり、通勤で往復80km近く走っている、毎月県外に旅行・ドライブに行く人などにとってはデメリットの方が大きい可能性が高いです。ただし、ほとんどのユーザーにとっては月平均1,500km(年間18,000km)の上限は超えません。
KINTO(キント)利用者の実際の声は?走行距離制限についてどう思ってる?
Twitterからの口コミでは走行距離制限を気にする方が多い印象でした。マイカーを持つことへの希望が高いため、距離を気にしたくないと思っている人が多いようです。
ただし、実際のユーザーは統計でもお伝えしたように月間1,500km・年間18,000km以上走る人はかなり少数派です。なぜなら、月間1,200km以上走る人はわずか4%。つまり、96%以上の人はKINTOの走行距離制限に引っかかることはありません。
この機会に一度、自分は年間どのくらい走る予定なのか、考えてみましょう。また、KINTOは契約期間のトータルで上限を超えなければ追加料金は発生しませんよ。
KINTO(キント)で走行距離制限に困らないために知っておきたいこと
KINTOは走行距離制限が設定されているため、知らずに契約してしまうと後悔してしまいます。
KINTO契約前に知っておくこと①:車の使う場面を考える
車を契約する場合、『通勤・通学に使う(子供の送迎も含む)』『余暇で使う』『仕事でも自家用車を利用する』かを、考えておきます。
つまり、おおよそ『自分・家族はどのくらいの距離を走るのか』を考えることになります。
例えば、通勤距離を考えてみると、片道10kmなのか、片道40kmなのか、で全く違います。
- 片道10kmなら、往復20km×20日(出勤日)=400km、残り1,100kmを買い物やお出かけで使うと考えても十分です。
- しかし、片道40kmなら、往復80km×20日(出勤日)=1,600kmとなり、既に距離制限を超えてしまい、KINTOは避けた方が良いかもしれません。走れば走る分だけ追加料金がかかります。
つまり、『自分がどんな目的で、どのくらい走るのか』を予想しておきましょう。
KINTO契約前に知っておくこと②:車種による超過料金の差
KINTOではどの車種に乗っても走行距離制限は変わりません。ただし、距離超過した場合の超過料金に差があります。
- トヨタ車:超過1kmあたり11円(税込)
- レクサス車:超過1kmあたり22円(税込)
走行距離制限を超えるかどうか、気になる場合はしっかりと超過料金についても知っておきましょう。
例えば、3年契約で3年間で60,000km走った場合は制限の54,000kmの差で6,000kmに超過料金がかかります。
- トヨタ車;11円×6,000=6万6,000円
- レクサス車;22円×6,000=13万2,000円
と変わってくるので、どの車種にするのかは考えておきましょう。
《関連記事》
【2023年|全26+17車種】トヨタKINTO(キント)取扱車種を徹底解説
KINTO契約前に知っておくこと②:走行距離を把握する方法や節約するコツを紹介
走行距離を把握する方法で最も簡単なのはオドメーター(走行距離計)を見ることです。車種に異なりますが、運転席の正面の速度計と一緒に表示されているので、いつでも確認できます。また、トリップメーター機能もあり、例えば月初めに距離をリセットして、月末にどのくらい走ったか確認するのもおすすめです。
また、スマホアプリを利用する方法もあります。GoogleマップやYahoo!カーナビなどのナビゲーションアプリは、ルートや時間だけでなく、走行距離も表示してくれます。




走行距離を節約するコツは、無駄な運転を減らすことです。例えば、近所の買い物や用事は、車ではなく自転車や徒歩で済ませる。また、長距離ドライブに出かける場合は、高速道路や有料道路を利用することで、時間と距離を短縮することができます。
また、地方在住者であれば、一人一台の車が普通です。つまり、夫婦で2台所有している場合などです。例えば、通勤が遠い場合は遠い方が購入した車を普段使いし、家族で出かける時などはKINTOの車で出かけるなどはおすすめです。
走行距離を
- 確認する方法:オドメーターorスマホアプリ
- 節約する方法:車以外の移動手段も考える、家族が所有する車があるなら用途によって使い分ける
契約期間中に生活スタイルが変わった場合の対処法と変更手続き
KINTOでは契約期間中に生活スタイルが変わっても、基本的に途中で契約内容を変更できません。KINTOには2つのプランがあります。
- 初期費用フリープラン:初期費用0円。ただし、途中解約では解約金が発生します。乗り換えならお得な手数料で乗り換えできる「のりかえGO」の制度がある。
- 解約金フリープラン:初期費用で月額5か月分相当の申込金が必要。ただし、いつ止めても解約金はかかりません。
どうしても契約内容を変更したい場合は、いったん契約を解約して新たに契約する必要があります。もし、「途中で車そのものが要らなくなるかも」「違う車に乗り換えたいかも」と思うようなら、注意が必要。
例えば、
- 数年以内に車が要らなくなるかも→解約金フリープランで契約
- はっきりはしていないけど、車を乗り換えたくなるかも→初期費用フリープランで契約してのりかえGOを利用する
契約内容の変更手続きはKINTOの公式サイト(My KINTO)やカスタマーサポート(契約中の方;0120-075-912)に連絡して相談しましょう。カスタマーサポートでは、契約内容の変更に伴う費用や手続きの詳細を説明してくれます。契約内容の変更手続きは早めに行うことがおすすめです。
走行距離制限がないカーリースはあるのか? 他社サービスとの比較
KINTOは走行距離制限がない車やプランがありません。そのため、自分で所有すると税金とかメンテナンスとか、車検とかいろいろかかるし、毎月定額だからカーリースを契約したい。でも、距離を気にしながら車を持ちたくない方もいますよね。
カーリースでも走行距離無制限の会社やプランがあります。解説していきます。
走行距離無制限のカーリースサービスの紹介
走行距離無制限のカーリースサービスは、主に契約満了時に車をもらえるプランを提供している会社が多いです。
会社 | 走行距離無制限になる条件 | 契約期間 | 標準走行距離制限 (月平均) |
---|---|---|---|
MOTAカーリース | すべてのプラン | 5年、7年、11年 | 制限なし |
ニコノリ | 9年プランのみ | 1年~9年 | 500km |
SOMPOで乗ーる![]() ![]() | 9年プランのみ | 3年、5年、7年、9年 | 1,000km |
走行距離無制限のカーリースサービスは、契約満了時に車の残存価格を0円として料金を算出しているため、走行距離による価値の変動を気にする必要がなく、契約満了時に車をもらえるプランを提供しています。さらに、KINTOや通常のカーリースではできないカスタムや改造も許可されている場合が多いです。
ただし、契約期間が長い傾向にあり、総額が高くなる可能性が高いです。走行距離制限なしのカーリースを契約する場合は「購入との比較」や「KINTOで契約して超過料金を支払う場合との比較」をして、どちらがお得になるのかを考える必要があります。意外とKINTOで超過料金を支払った方が安いかもしれません。
詳しくは以下の記事で解説しています↓
【2023年保存版】トヨタ・ホンダユーザーが徹底比較|おすすめ車のサブスク(カーリース)ランキング5選
走行距離無制限のカーリースサービスのメリットとデメリットを比較
走行距離無制限のカーリースサービスの
メリットは走行距離を気にせず自由に乗れることや、契約満了時に車をもらえることなどです。
デメリットは月額料金が高くなったり、契約期間が長くなったり、カスタムや改造ができない場合があったり、車のメンテナンスや保険などの費用が自己負担になったりする場合があります 。
距離無制限ならラッキーというわけではありません。デメリットもしっかりとあるので、本当に必要かどうかを考えておく必要があります。
車の場合はマイホームと違って何十年も使うわけではありません。ほとんどの方が数年に一度買い換えるタイミングがきます。子供の成長や仕事の関係などで利用する車が変わったり、収入が増えて乗りたい車に変えたくなったりします。その時に走行距離無制限が本当に必要かどうかを考えてみてくださいね。
まとめ|KINTO(キント)契約前に知っておくべき知識を解説


トヨタの車のサブスク(カーリース)のKINTOには走行距離制限があります。KINTOは毎月定額でトヨタの新車に乗れて、税金・メンテナンス・車検費用、さらに任意保険(自動車保険)まで含まれていて、おすすめの車の乗り方です。
でも、走行距離制限について知らずに契約して、契約満了時に追加請求されたら辛すぎますよね。『契約前に』必ず知っておいてほしい内容があります。それは
- 走行距離制限とは?→契約期間中に走っても追加料金がかからない距離が決められていること。
- KINTOの距離制限は何km?→月平均1,500km(1,500km×契約月数)で例えば3年契約なら54,000km。
- 距離制限を延長したらどうなる?→超えた距離1kmごとに11円(税込)。※レクサス車は1kmごとに22円(税込)
- リアルな車ユーザーの平均移動距離は?→国土交通省の調査では月平均月間855km・年間10,260km。一般ユーザーの3年間なら30,780km(KINTOなら3年間で54,000km制限)。
KINTOには走行距離制限がありますが、統計データからも殆どの人にとっては上限を気にするほどのデメリットにはなりづらいです。統計データの平均値の2倍くらいを走ることでやっと上限となるので、長距離の通勤をしていなければ大丈夫だと思います。
走行距離制限があることで、距離を気にしたり、追加料金がかかる可能性があります。ただし、走行距離制限があるからこそ月額料金が安くなったり、メンテナンスや修理に時間がかからなかったり、環境に良かったりとメリットもあります。
でも、絶対に走行距離を気にしたくない人は走行距離なしの車のサブスク(カーリース)もあります。それは
会社 | 走行距離無制限になる条件 | 契約期間 | 標準走行距離制限 (月平均) |
---|---|---|---|
MOTAカーリース | すべてのプラン | 5年、7年、11年 | 制限なし |
ニコノリ | 9年プランのみ | 1年~9年 | 500km |
SOMPOで乗ーる![]() ![]() | 9年プランのみ | 3年、5年、7年、9年 | 1,000km |
走行距離制限なしの契約は契約期間満了すれば最終的に車が自分のものになります。つまり、走行距離が多い人にとっては車のサブスク(カーリース)にして、税金など諸費用は毎月定額で支払うことで急な出費がないことは大きなメリットになりますね。
ただし、走行距離制限がない車は契約期間が長くなりやすく、総額は高くなりやすいので、購入やKINTOなどと比較することが必要です。
今回はKINTOの走行距離制限について解説してきました。少しでも契約前の方、契約中の方の参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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