トヨタのKINTO(キント)は車のサブスク(カーリース)です。税金や任意保険、車検費用、メンテナンス費用が月額料金に含まれていて、車を所有する手間をなるべく楽にした契約です。
でも、タイヤ代ってどうなっているの?
タイヤ交換してもらえる?
雪が降る地域なんだけど、冬タイヤはどうしたらいい?
今回はタイヤに関する疑問を一気に解決していきます。
KINTOは月額料金にノーマルタイヤ代も含まれているので、追加料金は必要ありません。タイヤが摩耗・消耗・劣化しても新品のタイヤに無料で交換してもらえるという魅力があります。
ただし、スタッドレスタイヤ(以下、冬タイヤ)は有料オプションです。
この記事では、KINTOのタイヤ交換や冬タイヤオプションのメリットとデメリット、冬タイヤは自分で購入とオプション契約のどっちがお得なのか、詳しく解説します。
しっかりとタイヤにも気をつけて、安心・安全に乗るコツと注意点もお伝えします。
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【結論】購入とオプション契約どっちがお得?KINTO(キント)の冬タイヤ徹底比較
結論:KINTOのオプション契約よりも『自分で』冬タイヤを購入した方が安い。
ただし、購入や交換が面倒な人はオプション契約をおすすめ。
KINTOの冬タイヤのオプション料金は契約中ずっと毎月定額で支払い続けます。ただし、オプション契約ではタイヤ本体・ホイール代・パンク時の修理/交換・摩耗による交換費用まで全て含まれています。
【徹底比較】KINTO(キント)の冬タイヤは自分で買う?オプション契約?どちらがおすすめ→値段だけなら『自分で購入』
KINTOの冬タイヤオプション料金をシミュレーションしていきましょう。
車種 | 冬タイヤ 月額オプション料金(税込) | オプション料総額(税込) |
---|---|---|
ルーミー | 3年契約:+3,300円 7年契約:+2,200円 | 3年契約:11万8,800円 7年契約:18万4,800円 |
ヤリス アクア | 3年契約:+4,400円 7年契約:+2,750円 | 3年契約:15万8,400円 7年契約:23万1,000円 |
ノア ヴォクシー | 3年契約:+5,500円 7年契約:+3,850円 | 3年契約:19万8,000円 7年契約:32万3,400円 |
例えば、ヤリスの7年プランで冬タイヤのオプションを付けた場合、3年間の総額は約16万円、7年間の総額は約23万円。かなり高いですよね…
ヤリスの冬タイヤを自分で購入するなら…
- タイヤサイズ:175/70R14
- タイヤ銘柄:YOKOHAMA/ アイスガードシックスIG60
- 冬タイヤ4本/ホイールセット:54,400円(パンク補償込で61,200円)
- タイヤ交換(履き替え)費用:4,000円〜10,000円
- フジコーポレーション;2023/04/25時点で試算
冬タイヤは3〜4年ほどが交換目処とされているため、7年契約でもう1回タイヤを新品で購入したとしても自分で購入した方が安いです。
それでも、KINTOのオプション契約した方が良い人は、
- どのタイヤを買ったらいいか決められない
- 自分で買うのが面倒で任せたい
- 定期的にメンテナンスして欲しい
そう思っている方は冬タイヤをオプション契約しても良いです。
冬タイヤオプション料金は割高。しかし、KINTOでは冬タイヤ代や履き替え費用、ホイールセットや摩耗時の交換費用まで含まれたオプションを提供しているため、タイヤ交換・購入が面倒だと感じる方はオプション契約しても良いと言う結果となりました。
KINTO(キント)の冬タイヤの履き替えは?
KINTOで冬タイヤオプション契約していれば、追加料金なしで履き替え(タイヤ交換)してくれます。
オプション契約している場合、担当販売店にWEBまたは電話で予約して来店するだけです。
自分で冬タイヤを購入した場合、交換を依頼するなら同様に予約をしてから来店となりますが、別途交換費用がかかります。※トヨタモビリティ東京に依頼する場合は1台4本で7.040円です。
KINTO(キント)の冬タイヤの保管場所は?
KINTOの冬タイヤの保管場所は、オプション契約していても自分で保管する必要があります。KINTOでの預かりサービスは実施していません。
タイヤの保管場所は自分で確保する必要があります。自宅に保管場所を確保できない場合には、近くのガソリンスタンドやカー用品店、トランクルームなどの預かりサービスも検討しておきましょう。
例えば、
サイズ | 価格 |
---|---|
14インチ以下 | 12,100円/台 |
15~16インチ | 13,100円/台 |
17~20インチ | 14,300円/台 |
KINTO(キント)のタイヤ交換・冬タイヤは高い?安心・安全に乗るコツと注意点
KINTOでは夏タイヤ代は標準月額料金に含まれます。ただし、冬タイヤは追加料金がかかるり、確認すべきです。
安心・安全に乗るためには、タイヤの種類や交換方法、時期、費用などを確認しましょう。
【要注意】KINTO(キント)は夏タイヤ代を月額料金に含む
KINTOではほとんどの車種で通常タイヤ本体費用と交換費用(摩耗や劣化により新品に交換)が標準月額料金に含まれます。摩耗や劣化してきたらメンテナンス時に無料で交換してもらえます。
KINTO(キント)で冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)はどうなる?
冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)の場合、オプション扱いで別料金がかかります。KINTOではオプション追加することで、冬タイヤ本体代や履き替え費用、摩耗時の交換費用まで含まれます。
冬タイヤのオプション契約すれば、夏タイヤと冬タイヤの交換費用まで含まれているのは安心。
冬タイヤのオプション料金は、車種や契約期間によって異なります。一部の車種やオプションでは別料金になることや、保管場所やメーカー指定などの制限があることに注意しましょう。
次に該当する場合のタイヤ交換費用は原則含まれません。
KINTO公式
・2020年5月25日以前にお申込いただいたご契約
・レクサス車(再契約時のみ、タイヤ交換費用が含まれます)
・GRヤリス”モリゾウセレクション”
・GR86
・2021年10月21日以降にお申込みいただいたGRヤリス
・お客さまの過失・事故によるもの
・天災地変・いたずらによるもの
・冬タイヤのオフシーズン中の履き潰し
KINTO(キント)で交換できるタイヤの種類やメーカーは?自分で指定できる?
KINTOでは国内外の主要メーカーのタイヤを使用していますが、タイヤメーカーや銘柄の指定はできません。また、タイヤの種類は夏タイヤと冬タイヤのみで、オールシーズンタイヤ(※1)やランフラットタイヤ(※2)などは選べません。
※1:夏の路面から冬の軽微な雪上運転にも対応可能。高速道路の「冬タイヤ規制」で走行可能です。ただし、路面凍結している場合は対応できす、冬タイヤ(スタッドレス)が必要になります。
※2:空気圧が0になっても一定速度以下で走行可能なタイヤ。もしパンクしても近くの修理店まで走行できるなどメリットはありますが、高価格・乗り心地の硬さなどデメリットもあります。
ただし、自分でタイヤを購入してKINTOで契約している車に装着することは問題ありません。ただし、その場合は交換費用が実費となります。
KINTO(キント)のタイヤ交換はどうなるの?手順や費用、時期、交換場所について詳しく解説
KINTOのタイヤ交換の手順は
- メンテナンス時に交換または担当販売店にWEB・電話で予約する
- 予約日時に担当販売店に来店する
- タイヤ交換してもらう
KINTOでは月額料金にタイヤ代・タイヤ交換費用が含まれているため原則無料です。ただし、自分で冬タイヤを購入した場合は別途交換代金がかかります。
交換時期は
- 消耗によるタイヤ交換:タイヤの状況により交換してくれます。タイヤの溝が1.6mm以下になったら、またはスリップサインが現れたらとなります。メンテナンス時に販売店の方で対応してくれるので安心ですね。
- 冬タイヤ契約時:担当販売店で好きなタイミングで予約します。
タイヤ交換は担当販売店でのみです。雪の降り始めなどは予約が取りづらくなるので、早めに予約しましょう。
KINTO(キント)のタイヤ交換と冬タイヤのメリット・デメリット
KINTOではタイヤ交換や冬タイヤのオプションを利用することで、安心・安全に乗れます。しかし、一方で費用や制約などのデメリットもあります。この章では、KINTOのタイヤ交換・冬タイヤのメリットとデメリットについて詳しく解説します。KINTOを契約する前に参考にしてください。
メリット | デメリット |
---|---|
月額料金に含まれている 消耗してきたら無料で新品に交換 国内外の主要メーカーのタイヤを使用 | 費用が高い 自分で用意した冬タイヤの交換/履き替えは有料 契約後に冬タイヤオプション追加はできない |
メリット①:月額料金に含まれている
KINTOで標準月額料金に夏タイヤ代とタイヤ交換費用、パンクなど修理費用が含まれています。追加料金を支払う必要がありません。
また、冬タイヤオプション契約している方は担当販売店で消耗時の新品交換、パンク交換、履き替えまで全て無料でしてくれます。
メリット②:消耗してきたら無料で新品に交換
KINTOでタイヤが消耗してきたら無料で交換してもらえます。新品のタイヤは安全性や性能を落とさずに乗ることになります。KINTOでは定期的にメンテナンスがあり、タイヤの状態をチェックしてくれるため、安心ですよね。
交換のタイミングは『タイヤの溝が1.6mm以下』になったら、または『スリップサインが現れた』ら無料で交換してくれます。そのため、いつでも安全性や性能を落とさずに乗れます。
メリット③:国内外の主要メーカーのタイヤを使用
KINTOでは国内外の主要メーカーのタイヤを使用しています。品質や信頼性の高いタイヤを利用できます。具体的なメーカーや銘柄は担当販売店にお問い合わせください。
私も自動車業界の友人から
最近の安いタイヤでは性能が悪く、特に冬タイヤは滑って危険なんだよね。
と聞いています。
品質が保証されているのはすごく嬉しい。
デメリット①:費用が高い
KINTOでは冬タイヤは有料オプションとなります。毎月数千円プラスする必要があり、冬タイヤ代や履き替え費用、ホイールセットや摩耗時の交換費用まで含まれたオプションを提供しています。しかし、それでも毎月料金が高くなることは否めません。
総額と比べてみても、自分で冬タイヤを購入した方がKINTOのオプション料が割高になる可能性が高いです。
詳細は【結局、購入とオプション契約どっちがお得?KINTO(キント)の冬タイヤ徹底比較】
デメリット②:自分で用意した冬タイヤの交換/履き替えは有料
KINTOでは自分で用意した冬タイヤの交換/履き替えは有料となります。交換費用や保管費用を自己負担する必要があります。ただし、オプションで冬タイヤを契約している場合のタイヤ交換費用は無料です。
デメリット③:契約後の冬タイヤオプション追加はできない
KINTOでは契約時に冬タイヤのオプションを選択しなかった場合、後から追加することはできません。契約時に必要かどうかを判断する必要があります。
契約後にやはり冬タイヤが必要になった場合は自分でタイヤを購入しましょう。
【Q&A】KINTO(キント)のタイヤ・タイヤ交換のよくある質問
KINTOのタイヤ・タイヤ交換に関するよくある質問と回答を9つまとめました。KINTOを利用する際に参考にしてください。
まとめ|冬タイヤは自分で買った方がコスパ良し!ただし、自分でタイヤを選べない・交換まで任せたいならオプション契約もあり
KINTO(キント)はトヨタが提供する車のサブスク(カーリース)です。月額料金に任意保険や税金、車検費用、メンテナンス費用などが含まれており、タイヤ交換も無料でしてもらえます。しかし、冬タイヤは有料オプションとなり、毎月数千円プラスする必要があります。また、自分で用意した冬タイヤの交換や保管は有料となり、契約後にオプションを追加することもできません。
タイヤの摩耗や劣化による交換は無料、パンク時にも無料で対応してくれます。ただし、自分で購入したタイヤについては対象外となるので注意しましょう。しかし、ほとんどの場合、冬タイヤではオプション契約ではなく、自分で購入した方が割安となります。
KINTOで冬タイヤのオプション契約の
メリット | デメリット |
---|---|
月額料金に含まれている 消耗してきたら無料で新品に交換 国内外の主要メーカーのタイヤを使用 | 費用が高い 自分で用意した冬タイヤの交換/履き替えは有料 契約後に冬タイヤオプション追加はできない |
タイヤは安全に直結します。通常の夏タイヤはメンテナンスや消耗時の交換、パンク時の交換と全て無料(標準月額料金に含まれる)で対応してもらえます。冬タイヤについては自分で判断して、損せず、ただし安全性はしっかりとしたものを選ぶようにしましょう。
今回はこの辺で
ありがとうございました。
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